施食会法要
- 2017/03/26
- 10:05
こんにちは、鳳凰殿スタッフの加藤です。
先日、全隆寺様にて「施食会法要(せじきえほうよう)」が行われました。
施食会、お施餓鬼と聞くとお盆を想像される方も多いかと思いますが
お彼岸もお盆と同様にご先祖様や故人様に感謝をし、手を合わせ供養を致しますので
全隆寺様では、お彼岸の最終日に檀家様にお越しいただき、施食会法要が行われます。
施食会法要とは、ご先祖様や故人様、
子孫がなく帰るところがなくなった仏様、無縁の仏様などのすべての仏様に対して
お供えをして供養の手を差し伸べる法要の事です。
「施食」とは「餓鬼に施す」を意味し、生前の悪行の報いで、餓鬼道に堕ちた亡者のことを
「餓鬼」といいます。
餓鬼道に堕ちた仏様に施す作法として、曹洞宗をはじめとする禅宗では
「生飯(さば)」という施食作法があり、
食事の際に七粒ほどの米粒を供養するものを意味し
施食会では飢え苦しむ餓鬼道に堕ちた仏様に野菜、果物、水、仏飯をお供えします。


当日は、たくさんの檀家様がいらっしゃいました。
おくり様と楽しそうにお話をされたり
ご夫婦で仲良くお参りをされているお姿や
手を繋ぎながら帰られるお姿などをお見かけしました。
お話をしてくださる皆様
とてもニコニコと穏やかで
お彼岸にお寺様にお参りにいらっしゃる方の心の豊かさを感じました(*^。^*)
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