「いのちの日」
- 2023/03/11
- 11:00
こんにちは、鳳凰殿スタッフの前鶴です。
本日3月11日は「いのちの日」です。
2011年のこの日に発生した東日本大震災では、たいへん多くの命が失われました。
震災の記憶を風化させず、震災から学んだことを生かしこれからの災害に備え、
いのちの尊さを考えようと、
災害時医療を考える会(Team Esteem)が制定しました。
災害時での健康、医療体制について考える機会を設けたいという思いから制定された「いのちの日」ですが、
防災の日のように避難訓練をおこなったり、防災グッズの準備を整えておくこととは違い、
普段の生活の中で災害時医療や災害時の健康について考えることは少ないのではないでしょうか。
私自身、防災グッズを用意したり、災害時の避難先を確認したりすることはありますが、
もし実際に災害に遭った時の自分や家族の健康や医療体制などについては考えたことがありませんでした。
実は先日たまたま、災害医療についての本を読む機会があり、
DMATという災害派遣医療チームの存在を知りました。
災害発生から48時間以内に派遣され、医療体制を整えたり応急処置にあたってくれる医師や看護師のチームだそうです。
災害時に派遣される医療チームと聞くと、怪我人の救助や手当をするのがメインなのかなと思っていましたが、
災害発生時の最初の48時間で最も大切なことは、
情報把握なのだそうです。
医療施設の診療状況や設備、患者の受け入れが可能かどうか、
これらの情報を広域災害・救急医療情報システムにより把握し、応援の派遣をおこなったり、医療機関の役割分担を明確にして患者の振り分けをおこなうのだそうです。
診療可能な医療施設が間に合わない場合は、自衛隊により仮設の診療所が設置されたり、
現場の医師の方達は避難所へも回診したり、
多くの方達の力で災害時の医療を支え、人々を守ってくれているんですね。
では、健康についてはどうなのでしょう。
被災状況によって起こりうる健康問題や、必要な配慮は異なりますが、
被災地での健康を守るため大きく分けて5つの気を付けるべき項目があります。
1.生活、身の回りの事....暑さや寒さへの対策や食料・水分の確保など
2.病気の予防....感染症、エコノミークラス症候群などの予防、出来る限り清潔に保つなど
3.こころのケア....震災での強いストレスにさらされると不安や心配、動悸、睡眠不足などになりやすい
4.慢性疾患のある人....中には治療の継続が欠かせない病気もあるため医師に伝え必要な薬の処方や診療を受ける
5.妊婦、産後まもないお母さんと乳幼児の健康....清潔・栄養・保温など健康面への留意が必要。ストレスやエコノミークラス症候群などが胎児に影響を及ぼすこともある。
防災ももちろん大切ですが、被災した際の自分や家族の健康を守るためにも、
いのちの日には災害時の医療や健康について意識を向けてみるのはいかがでしょう
本日3月11日は「いのちの日」です。
2011年のこの日に発生した東日本大震災では、たいへん多くの命が失われました。
震災の記憶を風化させず、震災から学んだことを生かしこれからの災害に備え、
いのちの尊さを考えようと、
災害時医療を考える会(Team Esteem)が制定しました。
災害時での健康、医療体制について考える機会を設けたいという思いから制定された「いのちの日」ですが、
防災の日のように避難訓練をおこなったり、防災グッズの準備を整えておくこととは違い、
普段の生活の中で災害時医療や災害時の健康について考えることは少ないのではないでしょうか。
私自身、防災グッズを用意したり、災害時の避難先を確認したりすることはありますが、
もし実際に災害に遭った時の自分や家族の健康や医療体制などについては考えたことがありませんでした。
実は先日たまたま、災害医療についての本を読む機会があり、
DMATという災害派遣医療チームの存在を知りました。
災害発生から48時間以内に派遣され、医療体制を整えたり応急処置にあたってくれる医師や看護師のチームだそうです。
災害時に派遣される医療チームと聞くと、怪我人の救助や手当をするのがメインなのかなと思っていましたが、
災害発生時の最初の48時間で最も大切なことは、
情報把握なのだそうです。
医療施設の診療状況や設備、患者の受け入れが可能かどうか、
これらの情報を広域災害・救急医療情報システムにより把握し、応援の派遣をおこなったり、医療機関の役割分担を明確にして患者の振り分けをおこなうのだそうです。
診療可能な医療施設が間に合わない場合は、自衛隊により仮設の診療所が設置されたり、
現場の医師の方達は避難所へも回診したり、
多くの方達の力で災害時の医療を支え、人々を守ってくれているんですね。
では、健康についてはどうなのでしょう。
被災状況によって起こりうる健康問題や、必要な配慮は異なりますが、
被災地での健康を守るため大きく分けて5つの気を付けるべき項目があります。
1.生活、身の回りの事....暑さや寒さへの対策や食料・水分の確保など
2.病気の予防....感染症、エコノミークラス症候群などの予防、出来る限り清潔に保つなど
3.こころのケア....震災での強いストレスにさらされると不安や心配、動悸、睡眠不足などになりやすい
4.慢性疾患のある人....中には治療の継続が欠かせない病気もあるため医師に伝え必要な薬の処方や診療を受ける
5.妊婦、産後まもないお母さんと乳幼児の健康....清潔・栄養・保温など健康面への留意が必要。ストレスやエコノミークラス症候群などが胎児に影響を及ぼすこともある。
防災ももちろん大切ですが、被災した際の自分や家族の健康を守るためにも、
いのちの日には災害時の医療や健康について意識を向けてみるのはいかがでしょう

スポンサーサイト