ラジオ
- 2021/06/24
- 10:30
こんにちは鳳凰殿スタッフ菅原です
先日、民放AMラジオ局の代表が
オンラインで会見を開き、2028年に現在のAMを停波
一部の局を除き、FM局へと転換することを発表した。というニュースをみました。
まず、
AMラジオと
FMラジオの違いについてですが
その違いは、音声が音波に変えられるときの変調の違いによって、AMとFMに分けられます。
AM=振幅変調
ラジオの「AM」は、伝えたい音声などの情報を「電波の振れ幅」を強弱に変化させて伝送させる方法です。
基本的で古くから使われる変調方式のため、ラジオのAM放送からVHF/UHFの航空無線にも使われています。
AMで使われる周波数は世界中に割り当てられていて、日本は526.5kHzから1606.5kHzという周波数が使えます。また別の国では別の周波数のように違いあるのが特徴です。
FM=周波数変調
ラジオの「FM」は音声に合わせて「周波数を変える」ことで電波を発信します。
送信するための電圧には関係ないので、常に高音質が保たれます。FMは、ラジオのFM放送をはじめとして、アマチュア無線やタクシーなどの業務無線にも使われて、AMよりも多用されています。
AM放送の利点・欠点
・ラジオの「AM」は「中波(ちゅうは)」と呼ばれる電波を使っていて、その利点はFMに比べると広範囲に電波を伝えることができることです。国内での放送が中心ですが、広範囲に電波を伝えられるという利点から、近場での国際放送も可能です。
また送信機や受信機の回路がFMよりも簡単なため、受信機などのコストが抑えられることも利点です。
・526.5kHzから1606.5kHzの周波数の電波を使っているのですが、残念ながらノイズに弱く混信しやすいことと、そしてFM放送に比べると音質に劣るのが欠点です。
FM放送の利点・欠点
・「FM」放送は、中波のAMに対して「短波放送」になります。の電波の周波数は、たったの76から90MHzです。この長所は、周波数の幅が広くなることから、音質が良くなります。また電波を反射しないという性質も持ち合わせていることから、AMのような混信が少ないことも利点です。
・音質が良くなるのですが、広範囲に電波を届けられないという欠点があります。
また、現在AMの放送をFMで聞くことができる
ワイドFMというものもあるようです。
ワイドFM(FM補完放送)は、AM放送の都市部での受信状況を改善する目的で始められたサービスです。
地上デジタルテレビへの移行で、アナログテレビで使っていた周波数帯域は空いています。
その空いた帯域の有効利用として始められました。
専用のラジオが必要になりますが、受信する場所によっては
今まで以上に、クリアな音でラジオを楽しむことが出来ます。
では今回のニュースに戻ります。
AMを停波、一部の局を除き、FM局へと転換
背景に、老朽化に伴い送信所の更新が難しい上に、アンテナの高さが100メートル近くあり、大きな敷地が必要となることから、AM放送が将来にわたって継続できない点、AM局がFMでもサイマル放送を行っており、二重設備のコストが大きな負担となっている。
(※サイマル放送…1つの放送局が同じ時間帯に同じ番組を、異なるチャンネル(周波数)、放送方式、放送媒体で放送すること。)
会見内容をまとめると
・日本全国の47局のうち44局は28年秋までにFM局になることを目指す
・AMをただちに停波するわけではなく、完全にFMになる局、AMを補完的に併用する局もある
・あくまでFMを放送の中心に置いたFM局になっていく
私たち視聴者は
視聴可能なラジオに変えるなど必要ですが
さほど気にする事でもなさそうです。
有事の際に慌てることの無いよう
前もって自身のラジオがどうなっているのか
一度ご確認ください


先日、民放AMラジオ局の代表が
オンラインで会見を開き、2028年に現在のAMを停波
一部の局を除き、FM局へと転換することを発表した。というニュースをみました。
まず、
AMラジオと
FMラジオの違いについてですが
その違いは、音声が音波に変えられるときの変調の違いによって、AMとFMに分けられます。
AM=振幅変調
ラジオの「AM」は、伝えたい音声などの情報を「電波の振れ幅」を強弱に変化させて伝送させる方法です。
基本的で古くから使われる変調方式のため、ラジオのAM放送からVHF/UHFの航空無線にも使われています。
AMで使われる周波数は世界中に割り当てられていて、日本は526.5kHzから1606.5kHzという周波数が使えます。また別の国では別の周波数のように違いあるのが特徴です。
FM=周波数変調
ラジオの「FM」は音声に合わせて「周波数を変える」ことで電波を発信します。
送信するための電圧には関係ないので、常に高音質が保たれます。FMは、ラジオのFM放送をはじめとして、アマチュア無線やタクシーなどの業務無線にも使われて、AMよりも多用されています。
AM放送の利点・欠点
・ラジオの「AM」は「中波(ちゅうは)」と呼ばれる電波を使っていて、その利点はFMに比べると広範囲に電波を伝えることができることです。国内での放送が中心ですが、広範囲に電波を伝えられるという利点から、近場での国際放送も可能です。
また送信機や受信機の回路がFMよりも簡単なため、受信機などのコストが抑えられることも利点です。
・526.5kHzから1606.5kHzの周波数の電波を使っているのですが、残念ながらノイズに弱く混信しやすいことと、そしてFM放送に比べると音質に劣るのが欠点です。
FM放送の利点・欠点
・「FM」放送は、中波のAMに対して「短波放送」になります。の電波の周波数は、たったの76から90MHzです。この長所は、周波数の幅が広くなることから、音質が良くなります。また電波を反射しないという性質も持ち合わせていることから、AMのような混信が少ないことも利点です。
・音質が良くなるのですが、広範囲に電波を届けられないという欠点があります。
また、現在AMの放送をFMで聞くことができる
ワイドFMというものもあるようです。
ワイドFM(FM補完放送)は、AM放送の都市部での受信状況を改善する目的で始められたサービスです。
地上デジタルテレビへの移行で、アナログテレビで使っていた周波数帯域は空いています。
その空いた帯域の有効利用として始められました。
専用のラジオが必要になりますが、受信する場所によっては
今まで以上に、クリアな音でラジオを楽しむことが出来ます。
では今回のニュースに戻ります。
AMを停波、一部の局を除き、FM局へと転換
背景に、老朽化に伴い送信所の更新が難しい上に、アンテナの高さが100メートル近くあり、大きな敷地が必要となることから、AM放送が将来にわたって継続できない点、AM局がFMでもサイマル放送を行っており、二重設備のコストが大きな負担となっている。
(※サイマル放送…1つの放送局が同じ時間帯に同じ番組を、異なるチャンネル(周波数)、放送方式、放送媒体で放送すること。)
会見内容をまとめると
・日本全国の47局のうち44局は28年秋までにFM局になることを目指す
・AMをただちに停波するわけではなく、完全にFMになる局、AMを補完的に併用する局もある
・あくまでFMを放送の中心に置いたFM局になっていく
私たち視聴者は
視聴可能なラジオに変えるなど必要ですが
さほど気にする事でもなさそうです。
有事の際に慌てることの無いよう
前もって自身のラジオがどうなっているのか
一度ご確認ください


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