ボジョレーヌーボー

こんにちは、鳳凰殿スタッフの広瀬です。

毎年、解禁日がニュースで取り上げられるなど、ボジョレーヌーボーが大好きな日本人。
ボジョレーヌーボーの解禁日は、毎年11月の第三木曜日と決められています。
今年は先週の11月21日(木)が解禁日でした。
楽しみにしていた方も多いのではないのでしょうか。

ボジョレーとはフランス・ブルゴーニュ地方にあるボジョレー地区のことで、
ヌーボーとはフランス語で「新しいこと」「新しいもの」を表します。
ボジョレーヌーボーとは、ボジョレー地区の新酒という意味で、
9月頃に収穫されたブドウを2か月で若飲み用に仕込んでいるため
果実味豊かなすっきりとした味わいが特徴のワインです。

昔のフランスでは、政府の取り決めですべてのワインの解禁日は12月15日でした。
しかし、それではボジョレーの新酒の良さが伝わらないとして生産者から苦情が出て、
ボジョレーヌーボーだけは解禁日よりも早く出荷してもいいことになりました。
すると今度はボジョレーヌーボーのスピード競争になってしまい
品質のコントロールができなくなってしまいます。

品質の低下は避けたいということで、1967年には11月15日が解禁日と制定されましたが、
解禁日を日付で決めてしまうと、年によって曜日が変わります。
そうすると流通業者やワインショップ・レストランなどの営業していない日曜日になる年もあります。
そこで、流通や経済に影響を与えないようにと、現在の11月の第3木曜日に定められました。

新酒のボジョレーヌーボーは、通常とは異なる醸造法により短期間で作られます。
同じ年のブドウの出来栄えの指標になるため、ボジョレーヌーボーがおいしいと
その年のブルゴーニュ地方のワインも期待できます。
日本で解禁日のイベントに間に合わせる為には船便では間に合いません。
飛行機での空輸になるため、本来の価格よりも高い価格で流通しているという側面もありますが、
日本人がワインを身近に感じる日でもあります。
普段ワインを飲まない方も、少し試してみてはいかがでしょうか(^^♪