彼岸花

こんにちは、鳳凰殿スタッフの広瀬です。

秋のお彼岸を代表する花といえば彼岸花ですね。
ちょうど今頃の時期に真っ赤な花を咲かせる多年草で、
昔から秋の花として親しまれてきました。
田舎へ帰省すると、墓地や田んぼに彼岸花が咲いている風景を見る、なんて方も
いるのではないでしょうか。

彼岸花の名前の由来は諸説ありますが、
秋の彼岸の入りの頃に咲き始め、彼岸の終わりころに咲き終わることから
彼岸花と呼ばれるようになったという説があります。
咲いている期間は1週間程度。
葉は無いように思いますが、じつは花が咲き終わってから咲きます。

他にも全国各地で様々な呼ばれ方をしています。
代表的な呼び方は「曼殊沙華」というのがありますが、
それ以外にも「狐の松明」「地獄花」「死人花」「雷花」などなど、呼び名は1000を超えるそうです。

暗いイメージがする名前が付いているのは、墓地などに多く生えていることや、
毒があることが関係しているのだと思いますが、これはモグラやネズミなどの
害獣から稲や野菜などの作物、土葬された遺体を守るためだったと言われています。

そんなネガティブなイメージの多い彼岸花ですが、「あきらめ」「悲しい思い出」の他に、
「独立」「情熱」「想うはあなた一人」などという、
ネガティブなイメージから離れた花言葉も持っています。

愛知県だと、半田に有名な彼岸花のスポットがあるそうです。
堤防沿いに300万本の彼岸花が咲く姿は、色鮮やかで美しいです。
名前やイメージで嫌がってしまうのはもったいないですね(^^♪