アンガ－マネジメント

こんにちは、鳳凰殿スタッフの広瀬です。

毎日の生活の中で、同僚、家族、友人・知人に何かを言われた時、
ついイライラしてしまって言い返してしまう。
そんな経験は誰にでもあると思います。

アメリカで誕生したアンガ－マネジメントという考え方があります。
怒りを管理する考え方で、怒らないようにするのではなく、
沸き起こった怒りを上手にコントロールできるようにする方法です。
怒る事を否定しているのではなく、怒りと上手に付き合いましょうという感じです。

まず、人間が怒りを覚える時、脳の中ではアドレナリンという興奮物質が
激しく分泌されていて、それによって人は冷静ではいられなくなります。
このアドレナリンは、怒りを感じてから６秒がピークと言われています。
６秒で怒りが収まるのではなく、この６秒をやり過ごせば、
衝動的な言動や行動を抑えることができるのです（そんなに簡単ではありませんが・・・）。

また、怒りは自分の中にある「こうあるべき」という価値観が破られた時に生まれるそうです。
なので、自分の中にどんな「～すべき」「～であるべき」があるのか
知っておくことが大事です。なぜなら、その「～であるべき」基準は人によって違うからです。
例えば待ち合わせの場合、「５分前には来るべき」「５分くらいなら許せる」
「連絡くれれば３０分なら待てる」など人によって基準は違います。
不要な「～べき」は「まぁ許せるか」と許容範囲を広げ、
譲れない「～べき」は適切な表現で相手に伝えることも必要です。

最後に、自分の怒りで変えられることと変えられないことがあると知ることも大切です。
休みの日の雨。怒っても雨は上がってくれません。
急いでいる時の渋滞。怒っても道は空きません。
電車の遅延。怒っても電車は動きません。
気持ちは分かりますし、私もきっとイライラしてしまいます。
でも、変えられない事に怒るよりも、
なかなかできない料理に挑戦する、音楽で気を紛らわす、
電車を乗り換えるなど、現実的な解決方法を考えましょう。

人は怒りをコントロールできると、
年収は約２倍、平均寿命が７年長くなるそうですよ（*^_^*）